〜テキスト販売によせて〜
nauに遊びに来ているみなさん。はじめまして。音楽ライターの石井恵梨子です。
音楽が好きで、好きなミュージシャンの言葉が知りたくて音楽雑誌に憧れ、ライターになったのは13年前。今も音楽雑誌が大好きだし、自分はここに育てられたという自負はありますが、残念ながら近年は「音楽雑誌いらない」という声をよく聞くようになりました。
つまらない。似たような提灯記事。とにかく褒めてあるものばかり。あるいはネットで発言が読めるのに、わざわざお金を出して雑誌を買う気がしない、などなど。
それも当然だなと思います。自戒を込めて強く思います。
でも、本来インタビューってもっと面白いはず。音楽を言葉で語ることで得られる喜びや感動があるはず。そして本当に読み応えのあるインタビューなら、お金を出して読む価値があると思ってもらえるはず。そんな気持ちから、nauでインタビュー販売を始めることにしました。
第一弾は、気心も知れていて個人的に最も好きな取材対象であるKen Yokoyamaさん。彼と私が今感じていることを正直にぶつけあった結果「音楽業界の今」というテーマが浮かびあがりました。そしてこの話はまだまだ続いていく気がします。さらに多くのミュージシャンを巻き込んで。
ただ、今後販売していくインタビューは、もっと多彩になると思うし、そうなることが理想です。作品のプロモーションは関係なく、今話したいことがある、今この話題について熱弁をふるいたい。そんな気持ちがある人たち、大歓迎です。
そしてライターさんも編集者さんも、どんどん参加して欲しいです。インタビューの価値をもっと高めていきたいのです。単なるプロモーションではなく毒にもならない提灯記事でもない、深みのあるインタビューを、私自身がもっと読みたいと思うから。
インタビュー販売はじめましたnau!!!
nauでインタビュー販売はじめます。
ほとんどの場合、音楽誌でアーティストはインタビューを受けても1円も貰えません。さらにインタビュー掲載をしてもらうために、レコード会社はお金を払って広告出稿することも普通です。なぜなら、それはプロモーションだからです。
これらのことは音楽業界では普通のことであり、尚かつ音楽誌を存続させていくためには必要なシステムであることも確かです。僕もたくさんの音楽誌から新しいミュージシャンを教えてもらい、さらに僕が関わってきた多くのミュージシャンを読者に届けてくれました。僕は音楽誌やこのシステムを否定するつもりは全くありません。音楽誌には音楽誌のやり方があると思います。
そして当然ですがnauにはnauのやり方があります。nauではアーティストにもライターにもカメラマンにも、クリエイティブに関わっている全ての人に、みなさんが払ってくれたお金を分配します。
本当に話を聞きたい人が、本当に話したいアーティストにインタビューする。僕が本当に読みたいインタビューがここにはあります。このインタビューの第一弾はKen Yokoyamaです。説明無用でこの人しかいないと思います。
音楽業界初の試みである、このインタビュー販売。値段は100円です。これは僕らの主旨に賛同してくれた人達に気軽に買ってもらうというか、気持ちとしては参加してもらうために、あえてワンコインにしました。ちょっとでも気になったら、あなたも参加してみてください。待ってます!
プロフィール
石井恵梨子
(いしい・えりこ)
1977年石川県金沢市生まれ。高校卒業後上京し、97年より『CROSSBEAT』誌への投稿をきっかけにライターとして執筆活動開始。洋楽も邦楽もパンクもメタルもロックンロールも問わず、ラウドでエッジのあるものはだいたいOK。現在は子育てしながら『音楽と人』『indies issue』『週刊SPA!』などに寄稿。
Ken Yokoyama
91年にHi-STANDARDを結成。ギタリストとして活躍。99年にレーベル「PIZZA OF DEATH RECORDS」を設立、社長を務める。Hi-STANDARD活動停止後の04年には、アルバム『The Cost Of My Freedom』でKen Yokoyamaとしてソロ活動を開始。その後、KEN BANDを率いてライブを行い、05年に『Nothin’But Sausage』、07年に『Third Time's A Charm』をリリース。08年1月13日に日本武道館でのライブを『DEAD AT BUDOKAN』と称して行った。今年3月には『Four』をリリース。この秋には、『DEAD AT BAY AREA』と銘打ったアリーナ公演を幕張と神戸にて開催予定。
ライブスケジュール








『Ken Yokoyamaと語る2010年の音楽業界』
『あなたの知らない後藤正文』